薄い肉を残しながら形状に歪みを出さずに加工することが必要になります!
製品の組み立てに用いる薄肉の治具加工の事例です。 もともとSUS303で作られていましたがさらに腐食性の高い環境下で用いる 場合にも耐えることができるようにSUS316を材料に選定されました。 まず全体をNC複合旋盤を使用して円筒を作り、同時に脇からの窓部の 彫り込みまで行います。 ボトムの方に爪のように残っている突起部が特に形状精度を求めますが、工具で 削っていくと加工応力で品物が潰れるように形状が崩れるリスクがあります。 爪部は刃物で加工をすると歪みがでてしまいやすいですが、加工応力の掛かり方が 異なるワイヤー放電を利用することで高精度な仕上がりが可能になります。 【製作事例】 ■材質:SUS316 ■製品サイズ:φ63×L40 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。