問題を解決する技術 MIR光学式センサー
プロセス用光学式溶存二酸化炭素(DCO₂)センサーは、MIR光学式センサーを使用し、DCO2をMIR波長(中赤外線)とCO2拡散膜の組み合わせにより溶存二酸化炭素CO2を直接測定します。 これにより従来にない高い信頼性と再現性の良い測定をインラインにて行えます。 センサー本体は校正されて出荷されるため、滅菌後すぐにご使用いただけます。また交換部品がないため、二酸化炭素フリーガス及び100%二酸化炭素ガスによる二点校正・調整によりご使用いただけます。 寿命は最大3年程度になります。感度劣化時はセンサー本体の交換になります。
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基本情報
■主な仕様 ・使用温度範囲:-10〜140℃ ・二酸化炭素測定範囲:-10~60℃ 60℃を越えた場合はその直前の測定値で出力保持をします。 温度がCO2測定温度範囲に戻りますと自動的にCO2測定を再開します。 ・プロセス圧力:-0.1~1.19MPa ・測定レンジ・分解能:5~1000mbar 0.5~100%-vol. 7.5~1500mg/L(液相、大気圧101.3kPa、25℃基準) ・精度:±5mbar (5~100mbar) , ±5% (>100mbar) ・応答時間(気相):0から95%-vol.応答時 約200秒 100%-vol.から5%-vol.応答時 約220秒 ・測定限界値:レンジ下限値 ・測定誤差:一週間あたりの変動幅 ・電気的接続規格:VP8 ・動作電源電圧:13~27VDC ・デジタルインターフェース:2線式RS-485 ModbusRTUプロトコル ・洗浄滅菌性能:SIP、オートクレーブ、CIPに対応 ・測定原理:光学式非拡散赤外線方式 ・出荷時状態:校正済みです。取り付けと同時に測定可能 ・保護等級:IP68 ・保管温度:0~45℃
価格帯
納期
用途/実績例
光学式溶存二酸化炭素測定技術は、培養用途から広く二酸化炭素測定を必要とするプロセスにおける測定信頼性を従来になく向上し、また今まで困難であった測定領域を測定可能領域にしていきます。
ラインアップ(5)
型番 | 概要 |
---|---|
10087810-11 | センサー長:120mm |
10087810-12 | センサー長:160mm |
10087810-13 | センサー長:225mm 可動式ホルダーの取り付けに対応するため、225mmの実際の長さは215mmになります。 消耗品はありません。センサー感度が低下した場合はセンサー交換となります。 |
10087810-14 | センサー長:325mm |
10087810-15 | センサー長:425mm |
カタログ(11)
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ティ・アンド・シー・テクニカルは昭和63 年(1988 年)創立以来、水質測定機器(導電率、比抵抗計など)の販売をはじめ、その品質を保証するためのサービス業務を四半世紀以上にわたり実践してまいりました。創業当初、半導体製造に欠かすことのできない超純水の品質に着目、その品質を保証すべく当社の担当がお客様のもとへ出向し、現地で水質測定機器の保守、点検、校正作業をおこなう手法を日本で初めて確立しました。 平成5 年(1993 年)には超純水の品質を保証する上で重要な指標となる全有機炭素計(TOC 計)の開発・販売に着手、以来、半導体をはじめ医薬・製薬、食品、飲料など様々な業界のお客様に当社の全有機炭素計(TOC 計)をご利用いただいております。 近年では、当社の専門分野である「水」に関連する様々な測定機器の販売及び保守点検を実践しており、これらを通じてお客様の設備運用において省力化やコスト削減に貢献していきたいと考えております。また、より高度な校正技術の維持向上を図り、お客様にご購入いただいた商品の保守、点検、校正業務を通して一層の安心をお届けできますよう心掛けてまいります。