電位基準として応答が早く、非分極性が高く、また経時劣化は最小で済むという特徴を持っています。
ポテンショスタットなどを用いた電気化学計測において重要となるのは、電位の基準となる参照電極です。通常は飽和カロメル電極、銀・塩化銀電極など固体電極が使用されます。これらは使用に当たって試験溶液に投入すればすぐに使えるという便利さはありますが、長期間使用したときの劣化や経時変化、誤って電流が流れたときの電位回復に時間がかかること、内部液による試験溶液の汚染など、問題点を多く含んでいます。また、水銀など有害物質を用いることは、対環境上も好ましくありません。 特に燃料電池関連の触媒研究においては、「水素極」の基準となるもので、推奨されるはずのものですが、これまで手軽に使用できるものは多くありませんでした。弊社TFCL型標準水素電極は、「使いやすさ」を考慮して開発されました。
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基本情報
1. 長さ約7cm、径13mmのコンパクトな電極です。サイズは注文に応じて作製できます。 2. テフロン製、ガラス製、アクリル樹脂製、ポリカーボネート樹脂製など、作成可能です。テフロン製のものは堅牢なボディーでできており、分解、洗浄も容易です。 3. 水素ガスは最小の供給で済みます。また、途中で水素ガスを止めて使用することも可能です。更に、電解によって水素を内部に発生・貯蔵することで、水素の準備できない実験室でも使用できます。 4. あらゆる温度で標準電位を与えます。
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
~ 1週間
※サイズなど、打ち合わせ後に生産します。
用途/実績例
1.ポテンショスタットなどを用いた電気化学測定の必需品 2.ガラス熟練工による製品よりも低コストで手軽に設計・作製できます 3.堅牢で洗浄が用意です
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株式会社つくば燃料電池研究所は、燃料電池に関連した、新規材料開発 (電極触媒、高分子電解質膜、その他)及び販売や計測・評価技術の開発 及び販売などを行っております。 燃料電池材料評価技術をはじめ新規電極触媒及びポリマー電解質材料開発 技術、システム開発技術におよび、その成果は論文、著書、特許などとして 積極的に発信するなど、過去10年以上にわたる研究開発期間において蓄積 してまいりました。 ご要望の際はお気軽に、お問い合わせください。