連続圧縮成形などのプレス成形に適用できるNCF新製品のご紹介
特徴 設計自由度に関しては、材料選定、積層構成、ステッチの設計といった仕様に対する柔軟性が挙げられます。また、強化繊維をタテ・ヨコに配向させることはもちろん、斜め方向に配向させた基材を連続的に製造することができ、お客様のご要望に応じた製品のご提案が可能です。 ドレープ性の付与としては基材の強化繊維や樹脂の選定、目付の設計、積層構成、ステッチ条件の設計により材料の変形を容易にさせることや、逆に荷重に対して形状安定を実現できる材料に調整することができます。 成形工程の省力化については積層工程において、一般的なNCFのように樹脂層を別途積層、または注入する必要がなく、裁断したものをそのまま積層して加熱加圧することで成形品を得ることができます。 安定した品質の成形品が得られることについて、NCF-Resinplyはステッチ糸により強化繊維であるNCFと樹脂層が一体化された材料であるため、加熱加圧した際の樹脂流動による強化繊維の配向の乱れが最小限に抑えることで繊維配向精度を高めることできます。これにより、成形品は設計者が意図した通りの強度や剛性をはじめとした各種物性を実現することが可能となります。
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基本情報
◆強化繊維 :炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、等 ◆熱可塑性樹脂:樹脂の種類:PA, PE, PP, PET等、樹脂の形態:不織布またはフィルム ◆目付 :NCFの層目付:75~300g/m2、 熱可塑性樹脂目付:合計20~400g/m2 ◆層構成 :NCF配向角度:+30°~90°, -30°~90°, 0° 熱可塑性樹脂層の挿入:任意の層に挿入可能(但し補強繊維で0°挿入する場合は0°の上層には挿入不可。) ◆ステッチ糸 :PET, PA, PEI, GF等 ◆ステッチ設計:ステッチ組織、ステッチ長、ステッチピッチをお客様のご使用目的など要求に応じて変可能。
価格帯
納期
用途/実績例
連続成形工程適用の観点から、同一断面形状の成形品を連続的に生産する材料として検討されています。その一方で、3次元曲面形状を成形する材料としても適用することは可能です。また材料の設計によって、要求される機械的特性や、耐衝撃性、低吸水性、耐熱性などの物理特性を持たせることができることから、様々な分野から注目されています。NCF-Resinplyは強化繊維を連続繊維の状態で構成することができるため、強度発現率が高く、マトリックスである樹脂層として熱可塑性樹脂を使用しているため、成形サイクルを速くすること、また成形品の高靭性化が可能です。航空宇宙分野や自動車分野などで強度や剛性といった物性と耐衝撃性、並びにコストバランスが求められる部品への適用が今後期待されます。
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SHINDOは、「会社のために人がいるのではなく、人のために会社は存続する。」という理念を基本とし、従業員一人一人が「常識、誠実、実行力」を備えていけるよう努力してまいります。 ◆繊維事業◆ ファッションをより美しく機能的にサポートする、オーダーや定番商品による服飾副資材の数々。 SHINDOが展開するブランド、S.I.C.(エスアイシー)、SINFINITY(シンフィニティ)では次々と新しいコレクションを発表。 アパレル向けの服飾副資材、デコレーションリボンの分野でも世界の人々に新しい付加価値を提供しています。 ◆産業資材事業◆ ファッションの創造から産業の創出へと目を向けるSHINDOの技術は、様々な高性能素材と融合することで、補強材、環境材などの産業資材分野にも活かされています。 ◆SC事業◆ シリコーンの優れた特性に着目し、他素材と複合することで産業用途に対応する様々なシリコーンコンパウンドを研究開発しています。