「把持・開閉・左右対照」の動きを簡単に実現
THKの電動アクチュエータ コンパクトシリーズ KR-RLは、KRに左右ねじを採用したLMガイドアクチュエータです。左右対称の「開く」「閉じる」動作をモータ1つで動かすことで把持、計測、位置決め等々の幅広い用途が可能となり、また4方向等荷重の構造により全方向あらゆる姿勢で使用できます。また、モジュール化によりコンポーネント製品の部品点数大幅削減、調達業務・納期管理・設計・組付工数削減で、装置完成までのリードタイムが短くなりました。このため、ロボットアームのエンドエフェクトを始め、ねじ締め機、切断装置、ディスペンサなどの多様な装置で採用されております。 なお関連リンク先では、より、詳細な製品説明をはじめ、製品カタログ、取扱説明書、2D・3DCAD、選定資料など、技術情報を多数準備しております。是非、こちらもご覧ください。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
■特長 ・1軸で左右対称の同時駆動が可能 左右対称に駆動できるねじ軸の採用により、 開閉、把持が1つのモータ制御で可能となり、省力化を実現します。 ・モジュール構造により工数削減と省スペース化に貢献 モジュール構造のKR-RL形は、コンポーネント製品と比べて部品点数が少なく、駆動部の組立にかかる工数を抑えられます。また、1軸で左右対称に同時駆動できるという利点によって多軸のコンポーネント製品をよりシンプルな1軸モジュール製品に置き換えることが可能となり、省スペース化に貢献します。 ・4方向等荷重構造でエンドエフェクタに最適 4方向(ラジアル方向、逆ラジアル方向、横方向)どこからの荷重にも耐えられる構造で、取付姿勢にとらわれることなく組み付け可能です。例えば、複雑な動きをするロボットアームのエンドエフェクタに最適で、重量物や複雑な形状のワークを保持する際、オーバーハング状態でのモーメントを許容できる高い剛性を備えたアクチュエータです。
価格帯
納期
用途/実績例
・豊富なラインナップ 用途に合わせて9つのサイズ形番、2種類のブロックタイプからお選びいただけます。
企業情報
THKは、1972年に世界に先駆けて機械の直線運動部の「ころがり化」を 実現し、「直動システム」を開発しました。この「直動システム」の 開発は、機械の高精度化、高速化、省力化、さらには効率の向上を 生み出し、省エネを考慮した装置設計を可能にしました。 THKの技術のすべては、あらゆるメカニズムの“動き”に さらなる軽やかさと精確さを与えるために注がれ、 さまざまな革新を世界中にもたらしています。 【THKの主要製品領域】 1.機械要素部品分野: ・LMガイド、ボールスプライン、ボールねじ、電動アクチュエータ等の 開発・製造・販売 2.メカトロ関連製品分野: ・精密XYステージ、リニアモータアクチュエータ等 3.自動車部品分野: ・リンクボール、ロットエンド等 4.ロボット分野: ・ピック&プレースロボット「PPR」、搬送ロボット「SIGNAS」、 サービスロボット「SEED- Solutions 」(ディスプレイロボット、 検温ロボット含む)等 5.免震分野: ・免震テーブルTSD、免震モジュールTGS