射出成形と同時に樹脂に柄を付与する技術。インモールド成形転写(In Mold Release)。
インモールド成形転写(In Mold Release:IMR)とは、予めデザインが印刷されたフィルム(転写箔)を成形金型に挟む事で射出成形と同時にデザインが成形品に転写されて製品を作り上げる3次元加飾技術です。 世界中の殆どの「成形機」にIMRに必要とされる精密な「箔送り装置」を設置する事が可能で「専用金型」と「専用フィルム(転写箔)」が揃えば、IMR(インモールド成形転写)の技術確立は可能です。 近年ではカーボンニュートラルに向けた全世界的な取り組みが進行する中で、Wet工法からDry工法(IMR技術)への転換に必要な技術として注目されている技術です。
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基本情報
インモールド成形転写の特徴 1.射出成形と同時に樹脂に加飾が可能 射出成形と同時に成形品表面への多色刷りの加飾が可能なため、大幅な工程短縮が実現できます。又、成形サイクルも通常成形のスピードと変わりません。 2.幅広いデザインに対応可能 金属蒸着やパール、メタリックインキ等を使用することで、メッキや塗装の代替工法としての質感・表現が出来、多種、多様なデザインに対応可能です。 3.立体面(3D形状)への加飾が可能 複雑な立体形状、溝、突起等の凹凸面、シボ形状面等にも対応できます。 4.2次加工が不要 インモールド転写後にオーバーコート、加熱処理が不要なため、再加熱による反りや歪みが発生しません。 5.加飾表面の機能性向上を付加 インモールド成形は加飾以外にもハードコート等の機能性を付加させることが出来るため、表面硬度、磨耗性等の諸物性に優れています。 6.環境にやさしい 塗装、メッキ、印刷とは異なり、溶剤を一切使用しないため、環境に対応したドライ工法です。
価格帯
納期
用途/実績例
自動車:内装部品等 家電:掃除機、冷蔵庫、ファンヒーター、シェーバー等 文具:ペンクリップ等 雑貨:キャラクター皿、小物入れ等 その他多数の実績があります。 自動車、家電、雑貨等で活用されている技術で設備、専用金型、転写箔(フィルム)まで一貫した販売体制を整えており、受託加工も行っています。
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
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IMR-250F | 転写箔幅は250mmまでセット可能。 転写箔は自動送りで連続成形が可能。 |
IMR-300F | 転写箔幅は300mmまでセット可能。 転写箔は自動送りで連続成形が可能。 |
IMR-400H | 転写箔幅は400mmまでセット可能。 転写箔は自動送りで連続成形が可能。 |
カタログ(3)
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エヌアイエスは、お客様が何かの製品にデザインを加えたいと要望した時、培ってきた技術と知識と想像力を駆使して形にする会社です。その技術の中にはインモールド成形転写(IMR:In Mold Release)やアウトモールド成形(OMD:Out Mold Decoration)、オンデマンド転写箔(ODF:On Demand Film)の技術があり、設備、金型、治具、フィルム(転写箔等)をシステム販売したり、時には受託加工もさせて頂きます。 加えて、従来技術の箔を使用したホットスタンプや熱転写、インキを使用したパッド印刷やシルク印刷での加飾要望にもお応えします。