270μm厚のとあるペットボトルに入口Φ100μmねらいで貫通孔を加工しています
ペットボトルそのものに加工しているため、出口側の径は計測出来ませんが、 事前の条件確認では出口側が入口よりも広くなる逆テーパー孔を作成しており、外側から見える穴径が最小径となるように工夫しています。 また、実際のリーク試験機を参考に、外観検査で確認される外周部への加工を行いました。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
耐熱性に優れるポリエチレンテレフタレートですが、 ペットボトルに使用される場合には耐熱性が下がり 熱影響の少ない超短パルスレーザ加工でも、加工が難航いたしました。 今回の実験では加工担当者が試行錯誤を繰り返し、 バリのないエッジの綺麗な孔をあける事に成功しています。 ペットボトルによっては厚みや材料の組成、 また製品ロットによる厚みの微妙なばらつき等、 加工性を変える様々な要素があるかと思います。 条件確認、試行錯誤は必要となりますが、 材料を選ばない超短パルスレーザ加工による逆テーパー孔では、 安定した疑似ピンホール加工を行う事も可能です。 もちろん、高精度に作られたPET、樹脂製品への孔加工へも対応しております。
価格帯
納期
用途/実績例
ピンホール 限度見本
カタログ(3)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(2)
企業情報
株式会社リプス・ワークスでは、超短パルスレーザを用いたマイクロ微細加工の受託、並びにレーザシステムの設計・製造を行っております。 受託加工事業においては、産業用超短パルスレーザの開発にいち早く取り組み、超短パルスレーザを用いたマイクロ微細加工の受託事業に従事して参りました。特に、トライボロジー特性や光学特性、離型・密着性制御を目的としたワーク表面への微細周期構造(マイクロテクスチャ)付与を得意としております。少量試作から量産まで、お客様のご希望に合わせ対応いたします。 システムエンジニアリング事業においては、ジョブショップで培ったレーザ加工技術を活かし、アプリケーションに適したレーザ発振器の選択から光学系の設計、保持具や補機類の考案、そしてシステム化まで一貫して承り、お客様の要求される加工の精度UP、加工効率UPを図るお手伝いをさせて頂きます。 最先端のレーザ加工技術をお客様に提供するレーザのエキスパートとしてお客様の力になれるよう努めて参りますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。