培養心筋細胞を容易に整列化させる基板です。異方性心筋シートの作製が容易です。
培養心筋細胞を整列化させることで、心臓組織と同様に異方性の興奮伝播を再現できるシートが構築できます。 異方性の心筋細胞シートは電気的に安定しておりリエントリーの発生率が低い性質があります。 異方性の心筋細胞シートが示す薬物作用によるリエントリー発生率は臨床データと高い相関があります。 既存の試験法では困難だった「薬物性催不整脈作用の定量化」が、異方性の心筋細胞シートで可能になります。 参考文献 Biomaterials 34, 8878–8886 (2013) DOI: 10.1016/j.biomaterials.2013.07.039 Adv Mater. 2017 Jan;29(1) DOI: 10.1002/adma.201602448
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基本情報
素材:ポリスチレン(滅菌済み) 寸法:10mm×10mm または 10mm径 構造:表面に5μm間隔で幅15μm、深さ5μmの溝 枚数:10枚、20枚、50枚、100枚、その他 使用方法:細胞を播種する前にCorningマトリゲル基底膜マトリックスなどで基板をコーティングしてください。 本製品はディスポーザブル品です。
価格帯
~ 1万円
納期
用途/実績例
心筋細胞を播種して異方性心筋細胞シートを作製するための基板です。膜電位光学計測により異方性心筋細胞シート上で発生するリエントリーを可視化することにより、薬物性催不整脈作用のリスクの定量化試験が可能になります。 参考文献 Biomaterials 34, 8878–8886 (2013) DOI: 10.1016/j.biomaterials.2013.07.039 Adv Mater. 2017 Jan;29(1) DOI: 10.1002/adma.201602448
詳細情報
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基板の形状と寸法
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基板上の溝の寸法
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脳科学の研究において必要とされた超高速イメージング装置を開発後、脳科学研究途上で生まれたアイデアの数々を事業化する目的でブレインビジョンは1998年5月に理化学研究所の公式ベンチャー企業として設立されました。 これまでに100台以上の超高速イメージング装置が世界中の主要な脳科学・心臓研究機関で先端的な研究活動に貢献しています。近年では、オプトエレクトロニクス分野でも高く評価され、すでに関連研究機関や液晶メーカーでの研究開発に貢献しています。今後の更なる産業分野での活躍が期待されています。 ブレインビジョン社は、脳科学研究から生まれた革新的な技術を市場に提供し、科学と産業の進歩に貢献することを目指しています。