板金加工に使われる材料(板金材料)は、大きく三つに分けられます
鋼板・ステンレス鋼板に代表される鉄鋼、アルミニウムや銅ならびにその合板に代表される非鉄、合成樹脂板や繊維材板等に代表される非金属です。 “板金加工業”では、中でも鋼板やステンレス鋼板を代表とする鉄鋼をよく使用するので、それらについて以下供述します。 鉄は最も広範囲の用途において使用される材料です。 ステンレス等に比べ“錆びやすい”という短所はありますが、塗装やメッキという表面処理を施すことによって、それを打ち消すができます。 長所としては、材料の流通性が高く(入手しやすい)、安価であることが挙げられます。 弊社のような板金加工業においてよく使用する鉄の種類としては、SPCC(冷間圧延鋼板:通称 ミガキ)、SPHC(熱間圧延軟鋼板:通称 酸洗・黒皮)、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板:通称 ボンデ)、SS400に代表されるSS材などが挙げられます。
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基本情報
ステンレスは鉄に続いてよく使用される材料です。 その用途は広く、食品業界・薬品業界はじめ様々な分野で、標準的に使用されています。 ステンレスの第1の特長はSTAINLESS STEELの名前の通り“非常に錆びにくい(・・・)”ということです。 流通性も高く、溶接加工にも適しているため板金加工業ではよく使用される材料です。 通常、表面処理加工についてはバフ仕上等の研磨処理を施すのが一般的ですが、場合によっては塗装することも可能です。 ステンレスは中に含まれるニッケルとクロムの含有量によって、304・430等いくつかの種類に分けられます。 それぞれの特徴としてSUS304は18-8ステンレスと呼ばれるように、18%以上のクロム、8%以上のニッケルを含有する金属で耐食性に非常に優れていますが、ニッケルを含む為、コスト的には割高になります。 一方SUS430は13クロムステンレスと呼ばれるように13%以上のクロムを含む金属であり、耐食性には優れていますが、SUS304と比較すると落ちてしまいます。 しかしコスト的には割安です。
価格帯
納期
用途/実績例
弊社においてよく使用するステンレスの種類としては、SUS304-2B材ならびにヘアライン処理材・SUS430-2B材/ヘアライン処理材などがあります。 2B、ヘアラインとはステンレスの表面処理の一種で、2Bは適度な光沢を与える冷延圧延をしたもの、ヘアラインは240番程度の研磨ベルトで髪の毛のように長く連続した研磨目をつけたものです。
企業情報
昭和39年創業より半世紀以上、特注ロッカー・オフィス家具・スチール家具の設計・製作をしてきました。設計段階からお客様と連携し、OEM・ODMによるお客様への製品提供やオーダーメイドロッカーの製作を得意としております。 当社の強みは、豊富な設計ノウハウ・加工実績を有しており、板金の知識と豊富な設備により、自社にて一貫生産・完結できる点です。実績から生まれたオリジナルロッカーも多岐に渡り、使い勝手の良さ、丈夫な作り、デザイン性など、他社カタログ製品とは異なるユニーク性を有しています。 貴重品ロッカー・スマートロッカー・スポーツロッカー・ワークロッカー・メールボックスなどのユニークな製品群は、お客様からの声を集約した自信作です。標準品だけでなく、サイズ・カラーその他カスタマイズ化したオーダーメイド品を迅速かつ低価格でご提供できる点も、自社設計と板金加工・塗装・組立・現地据付含めた生産体制・品質保証体制によるものです。 また、生産管理システムと東大阪のものづくりネットワークにより、板金以外を含めた製品実現も可能です。ISO取得の管理体制で貴社のパートナーとなることで、製品展開や販売拡大のお役に立てます。