UVカチオン/アニオン/フロンタル重合向けエポキシ/オキセタン/ビニルエーテル媒体各種機能性フィラー分散液(開発品)とは?
電気・電子用途の接着剤や封止剤などにはエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂がよく使用されておりますが、その大分部が熱による硬化であり、そのことが用途の幅が広がりにくい要因にもなっています。 エポキシ樹脂は熱硬化反応以外にカチオンUV硬化による重合が古くから行われています。昨今ではアニオンUV硬化やフロンタルUV硬化による重合も優秀な光塩基発生剤が開発されたことなどにより実用化されてきております。また、オキセタンはカチオンUV硬化により生成する酸による開環重合により合成できます。 カチオン/アニオン/フロンタル重合は熱硬化と比べて硬化が早くかつ同等の物性を得ることができます。また、ラジカル重合のように酸素阻害を受けない・収縮率が小さいなどのメリットがあります。また、厚膜の深部まで硬化させることが可能です。
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基本情報
トクシキでは様々な硬化システムや素材を組み合わせることによりこれまで課題があり、幅が広がらなかった用途への対応を志向いたしました。 すなわち、お客様のご要望に応じてラジカル重合だけではなく、カチオン/アニオン/フロンタル重合などから硬化システム選択、さらにエポキシ/オキセタン/ビニルエーテルから媒体を選択をいただき、そこへ各種機能性フィラーを均一に分散させることが出来ます。それが酸素阻害や硬化時の収縮性、厚膜の深部まで硬化させる必要性、基材との密着性など様々な問題の解決策になると考えます。
用途/実績例
使用用途 : 各種機能性接着剤、シール剤、封止材、絶縁材、光造形3Dプリンタ材料、ナノインプリント材料、プリンテッド(プリンタブル)エレクトロニクス材料、MEMS材料、電子(基板、部品)材料等
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
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LEBC/ACBC-0001 | 顔料・フィラー系(事例): カーボンブラック 顔料・フィラー分(%): 20 平均粒径(nm):120~180 媒体: エポキシ(液状、脂環式) |
OXBC-0001/0002 | 顔料・フィラー系(事例): カーボンブラック 顔料・フィラー分(%): 20/40 平均粒径(nm):120~180 媒体: オキセタン |
VEBC-0001/0002 | 顔料・フィラー系(事例): カーボンブラック 顔料・フィラー分(%): 20/40 平均粒径(nm):120~180 媒体:ビニルエーテル |
カタログ(1)
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企業情報
当社は機能性を持った塗料・インキ・樹脂を製造している化学品の中間財メーカーです。 私たちトクシキは、「地球がよろこぶ」をキーワードとした製品開発活動に取り組んでいます。これからは、何よりも環境問題を認識し、環境に配慮した製品づくりが必要だからです。 お客様のニーズにお応えできる製品を提供するため、今まで蓄積してきた技術に加え、「製品開発能力と品質管理能力」のさらなる向上をはかるとともに、化学のプロフェッショナルとして、限られた資源の中で少量かつ高機能を発揮するファインケミカル製品を産み出しています。 トクシキは、これからも、企業人として人財形成の啓発とチームワークをもって、より良い社会環境を次世代に継承すべく活動を続けながら、お客様と地域社会から信頼され、社会に貢献できる企業として努力してまいります。