基板上の基板対基板コネクタを人並の速さで締結。歩留まりや品質の向上を実現します。
【主な特長】 特長1:高速動作 1ヶ所あたり、最速10秒で締結作業が完了。手作業における作業時間(約15秒)と同等以上のラインタクトを実現。 特長2:正確な締結確認 補正カメラで基板位置(メス側)、実装位置(オス側)のずれをそれぞれ補正。力覚センサーが「カチッ」とはまる感覚を判断し適正な嵌合を判定。これらにより基板対基板コネクタの嵌合不良を検知。 特長3:3Dモデル登録が不要 KURASENSE独自のアルゴリズムにより、従来のようなパターンマッチングやCADの3Dモデル登録が不要。
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基本情報
本システムは、当社製の3Dビジョンセンサーと専用ハンド、垂直多関節ロボット、力覚センサー、位置決め補正用カメラで構成されています。3Dビジョンセンサーが、様々な角度で搬送されるケーブルの先端にある基板対基板コネクタを瞬時に三次元計測・認識し、把持位置と姿勢の指示を受けたロボットが正確に先端を把持します。コネクタには製造時に発生するわずかな位置ずれがありますが、補正カメラがこのばらつきを補正し吸収したのち、オス側とメス側を嵌合してコネクタを締結します。 基板対基板コネクタは、手作業ではオス・メスがずれた状態で嵌合されるケースがあり、コネクタ潰れや半嵌合など機器の動作不良の原因に繋がります。本システムは、正常に「カチッ」とはまる感覚を力覚センサーで判断するため、コネクタの半嵌合(不完全な締結)や嵌合ずれを検知し、導通不良などの機能欠陥を防いで機器の信頼性と品質を向上します。
価格帯
納期
用途/実績例
本システムにより、従来はロボットへの置き換えが困難であった、スマートフォン、ゲーム機、タブレット、ノートパソコンなどの電子機器の組立て製造工程における、基板対基板コネクタの締結作業が自動化できるようになり、人手不足問題の解消や生産性・品質向上に貢献するとともに、コロナ禍でニーズの高まる製造現場での非接触も実現します。 スマートフォンの製造工程においては納品実績があります。
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クラボウグループは、1888年の創業以来、いつの時代も常に一歩先を見据え、新たな挑戦をすることで、新しい価値の創造に挑み続けてきました。現在では、暮らしを支える繊維、自動車、住宅、食品や、産業を支えるエレクトロニクス、半導体、環境プラント、バイオメディカル、工作機械など幅広い分野に事業領域を展開。人々や社会を豊かにする製品やサービスの提供を目指し、その実現に取り組んでいます。 私たちの原動力は、“世界を驚かせるような、社会に貢献する新しい価値を生み出すこと”への想い。これをもとに、クラボウグループが今まで蓄積してきた多様な事業分野でのコア技術を、より高度化・複合化することで、イノベーションや新たなスペシャルティ事業の創出に努め、人と社会を次の世代へと結ぶ企業として、これからも成長・発展し続けてまいります。 ■事業領域 ・繊維事業 ・化成品事業 ・環境メカトロニクス事業 (エレクトロニクス分野、エンジニアリング分野、バイオメディカル分野 工作機械分野) ・食品・サービス事業 ・不動産事業