株式会社ミツヤが製作しました防音材入りカバー筐体の製作事例のご紹介となります。
本製品の特徴としてはカバー筐体上面から側面にかけての大きな傾斜面と平面的に凸型をした形状です。本製品は特殊形状な為、油圧ポンプユニット用エンジンカバー(筐体)のように量産タイプではなく、今回新規でご注文をいただきました。その為、展開プログラムから製作完了まで約8週間ほどかかっておりますが、1台を類似品であれば4週間程度で製作することが可能です。 本製品は基本的には型鋼材のアングルやチャンネル材で全体の枠組を製缶加工し、板金加工で製作したカバーを貼り付けていきます。製缶加工の枠組と板金加工のカバーを合体してから、内面に防音材形状に合わせて切取り、SUSパンチングメタルで抑えて溶接固定をします。
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基本情報
本製品の難しいところは傾斜部位です。小型の物であれば、難易度も低いと思いますが、今回のように傾斜部が W3,000、L525、H850もある様な傾斜は製作途中の計測が難しく、正しく製作が出来ているのか?を計測するために一人ではできす、二人作業となってしまいます。又、製品が大きく、防音材をカバー筐体の内面に貼り付け、SUSパンチングメタルにて押える為に、カバー筐体を何度も回転させなくてはならず、それだけでも時間を要してしまいます。油圧ポンプユニット用エンジンカバー(筐体)であれば量産品の為、様々な固定治具があるため、回転が容易ではありますが、単発・単品だと治具を製作することが出来ず、量産品のように簡単ではありませんでした。 傾斜部内にブラケットを取り付けるのですが、ブラケットの取付面が地面と平行に取り付ける為、図面上ではブラケットの間隔が100mm・150mmと記載されていますが、実際に取り付けた時の計測が立体的になるため、差し金などを利用して計測することになり、キチンと計測が出来ない部位もありましたが、他部品との兼ね合いを見ながら製作することで、ある程度ではありますが、寸法通りの製品とすることが出来ました。
価格帯
納期
用途/実績例
株式会社ミツヤでは様々なカバー筐体を製作事例が多数ございます。工場も広い為、大きい製品も製作が可能ですし、トラックへの積込も工場内にておこなうため、天候に関係なく予定通りに出荷することが出来ます。 カバー筐体などでお困りのことがございましたら、株式会社ミツヤにお気軽にご相談ください。
企業情報
工作機械専用機の安全カバーを自社にて設計から取付まで一括施工する企業として創業しました。現在ではその中で培われた技術と知識を基に、安全カバーの他に多種多様な板金加工品、製缶加工品、機械加工品、塗装、メッキを協力企業と共にトータルでお客様へ提供しています。自社の設計は3DCADを使用している為、仕様確認をお客様にお願いした時に見易いとご好評を頂いています。製作は多品種少量生産を得意とし、短納期対応や、品質強化対応、VA提案によるコストダウン等、お客様のお困りの案件に応えるよう、日々技術向上に努めています。