こちらは株式会社ミツヤで製作をしました工作機械向け架台ベットの事例のご紹介となります。
本案件は□100の角パイプを四角に枠組みした製缶加工の製品の中に傾斜を付けた平板のオイルパンをはめ込んでいます。装置を載せる土台ベースのベットなので、枠組みした角パイプの面には溶接後に平面を削り加工する19tの厚板を角パイプと溶接で固定するのですが、角パイプが溶接熱で歪が発生するため全溶接をしておらず、また、削り加工した面に装置を取り付ける穴・タップ加工があり、厚板と角パイプのスキマや削り面の穴からクーラント液が枠組みの中にしみこみクーラント液が枠組みの中に溜まるため、枠踏みの中から外へクーラント液を排出するために平板の鋼板材を傾斜をつけて全溶接で固定をしています。傾斜を付けたオイルパンから外へ排出するために□100の角パイプには排出用の抜き穴がありますが、そのままでは角パイプ内に入ることになるため、抜き穴は50×20の角パイプをはめ込み、出入り口を全溶接しています。
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基本情報
角パイプと厚板で溶接組立をした製缶加工の枠組みの外には削り面に取り付けた装置からクーラント液が噴出されるために、機外へクーラント液が漏れないように板金加工のオイルパンを4面に全溶接にて取り付けていますが、当初のオイルパンはL型をしたものを取付ける予定でしたが、その形状のオイルパンを全溶接するとオイルパンの形状がゆがんで形状がいびつとなることが予想されるため、オイルパンの形状を上向きのコ型にした板金加工の部品とすることで、溶接熱に強い構造となり、オイルパンの歪みを軽減しています。 全ての溶接加工が終わったのちに、株式会社ミツヤの加工協力企業である機械加工業者と塗装業者へ納品して、平面度と穴・タップの加工をおこない、指定色に塗装をしています。
価格帯
納期
用途/実績例
株式会社ミツヤでは製缶加工で製作する架台やフレーム、ベットを製作するだけでなく、付属の板金加工のオイルパンやカバーの製作もおこなっており、必要であれば平面度の削り加工やピッチ公差が厳しい穴やタップの加工をおこなっております。 架台やフレーム、ベットなどでお困りのことがございましたら、株式会社ミツヤへお気軽にお問い合わせください。
企業情報
工作機械専用機の安全カバーを自社にて設計から取付まで一括施工する企業として創業しました。現在ではその中で培われた技術と知識を基に、安全カバーの他に多種多様な板金加工品、製缶加工品、機械加工品、塗装、メッキを協力企業と共にトータルでお客様へ提供しています。自社の設計は3DCADを使用している為、仕様確認をお客様にお願いした時に見易いとご好評を頂いています。製作は多品種少量生産を得意とし、短納期対応や、品質強化対応、VA提案によるコストダウン等、お客様のお困りの案件に応えるよう、日々技術向上に努めています。