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垂直展開での方法は、川下展開か川上展開が基本。川上・川下の基準は自社の 現在の業態から製造業に行くなら川上、小売業に行くなら川下という意味である。 また、最終エンドユーザーに近づく事も視点にはいる。 川上展開はメーカー機能・施工機能を持つ事業へ進出するケース。 必ずしも自社で設備投資をやらなくても、外注・アウトソーシングで 製造・施工機能をもち、自社企画でやる方法。代表的な企業はユニクロ。 川下展開での一般的事例は、製材業が新設住宅や増改築を請負い、住宅会社に 転換する場合(タマホーム)。川下展開はより消費者に近い分野に進出する方法である。 次に水平展開は、周辺分野・スキマ分野への進出。例えば、住宅会社・工務店が、 別部門でリフォーム分野に進出する、建材販売会社が白アリ駆除・ハウスクリーニング 分野をやる等はいずれも住宅関連の周辺分野への進出である。 水平展開のポイントは粗利益率が取れる分野(現在の本業より)。既存人材を 従来事業から引き抜きして活かせる事。手がけている業者がいない又は少ない スキマで将来性ある分野。