X線回折の原理を利用して残留オーステナイトの定量を行います。
残留オーステナイト定量サービスでは、X線回折の原理を利用して鋼材の表層部の残留オーステナイトの定量を行います。 鋼材の焼入れ時、フェライトからマルテンサイトなどへの変態は常温までの冷却では完了せず、焼入れ組織と未変態のオーステナイトが残留した混合組織となります。 残留オーステナイトは硬度の低下や経年変寸を引き起こすことがあるため、量を把握・コントロールすることが重要と言えます。
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基本情報
測定範囲は最小でφ150μm、最大でφ4mmとなり、中間は4段階で切換え可能です。 X線の浸入深さは材料の密度・X線の入射角にもよりますが、おおよそ数μm~数10μmになります。
価格情報
- 試験内容によって価格が変動しますので、お気軽にお問い合わせください。
納期
用途/実績例
・鋼材の焼入れ後の残留オーステナイト量の管理 ・サブゼロ処理後の残留オーステナイト量の管理
カタログ(2)
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開発品の信頼性を評価する技術サービスを主な業務としています。 規格・規定通りの評価データのご提供だけでなく、評価目的に最適な手法・条件・設備のご提案や、規格外評価のためのオリジナル設備・治具の設計製作にも対応しています。 また、計測・試験・分析の3つの評価技術を複合的に取り扱っていますので、多様な設備を横断する複合業務や、より多角的な評価方法のご提案も可能です。