塩水噴霧試験機を用いて金属や表面処理の塩水に対する耐食性評価試験を実施します。
本設備では、腐食液(塩化ナトリウム水溶液)を連続的に噴霧した雰囲気に試験片をさらして行う塩水噴霧試験(SST)を実施致します。 塩水噴霧試験は大気腐食を対象にした腐食試験法の一つで、長時間を費やして生じる腐食挙動を、短い時間に圧縮して評価することが可能です。 試験対象は金属材料またはメッキや塗膜等の表面処理品で、腐食・錆・変色・剥離・膨れ等の発生を調査します。 スガ試験機製 STP-110 ●噴霧液:5%中性塩化ナトリウム水溶液 ●試験温度:35±1℃ ●試験槽内寸法:W1,100×H500×D600mm ●試料枚数:最大60枚(試料寸法:150×70×1mm) ●所有台数:2台
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基本情報
【様々な試験規格にご対応】 対応する規格としては、ISO 9227、JIS Z 2371、JIS H 8502 等になります。 塩水噴霧試験の中でも主に中性塩水噴霧試験に対応しており、35±1℃の雰囲気下で試験体に中性の5%塩化ナトリウム溶液を噴霧します。 【pH変動を抑制した試験が可能】 噴霧液の補給タンクはpH変動を抑止した設計構造になっています。またISO推奨の噴霧塔方式を採用しており、噴霧分布の均一性に優れています。 【多数個、大型の試験片にご対応】 試験槽内寸法はW1100×D600×H500(mm)あり、多数個の試験片や大型サイズの部品も試験を行うことが可能です。 150×70×1mmのサイズで60枚の試料を同時に試験することができます。 【試験前後の調査もご対応】 試験前後の腐食状態を確認するための、断面研磨・観察・分析や強度試験・剥離試験・硬さ試験等の各種評価のご対応が可能です。
価格情報
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納期
用途/実績例
・金属試料の錆の発生の有無の確認 ・メッキの塩水に対する耐食性の評価 ・塗装の選定のためのメーカー・条件毎の耐食性の比較
カタログ(3)
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開発品の信頼性を評価する技術サービスを主な業務としています。 規格・規定通りの評価データのご提供だけでなく、評価目的に最適な手法・条件・設備のご提案や、規格外評価のためのオリジナル設備・治具の設計製作にも対応しています。 また、計測・試験・分析の3つの評価技術を複合的に取り扱っていますので、多様な設備を横断する複合業務や、より多角的な評価方法のご提案も可能です。