【シワ伸ばし】高性能フィルムを「しわ」から守るコンケーブローラー
フィルムのシワ伸ばしに効果的なローラーです。 シワ発生による不良を低減します!
■フィルム生産時に発生するシワ フィルムを生産、加工する設備には数多くのローラーが組込まれています。ローラー同士の平行度が出ていないと、幅方向で張力差が発生し、基材の進行方向に対し斜めに波状のシワ(トラフ)が発生します。 又、薄膜化が進むフィルムの搬送では、厚手フィルムと同程度の搬送張力に設定した場合、搬送方向にフィルムが伸びる為、搬送方向に平行な波状シワが発生します。これら波状シワはローラー通過時に折れシワを発生する事があり、フィルムの商品価値が大きく低下してしまいます。 ■コンケーブローラーによるシワの低減 コンケーブローラーは、中央部が細く、端部が太い逆クラウン形状のローラーです。 中央部と比較し、端部に行くにつれて外径差によって周速度が速くなります。フィルムは周速度の早い端部に向かって移動する性質があります。 又、フィルムは下流側のローラー軸に対し直角方向に進入する性質があります。 これら2つの効果によってフィルムが拡幅され、シワが低減されます。
- 企業:株式会社加貫ローラ製作所
- 価格:応相談