フィルムのシワ伸ばしに効果的なローラーです。 シワ発生による不良を低減します!
■フィルム生産時に発生するシワ フィルムを生産、加工する設備には数多くのローラーが組込まれています。ローラー同士の平行度が出ていないと、幅方向で張力差が発生し、基材の進行方向に対し斜めに波状のシワ(トラフ)が発生します。 又、薄膜化が進むフィルムの搬送では、厚手フィルムと同程度の搬送張力に設定した場合、搬送方向にフィルムが伸びる為、搬送方向に平行な波状シワが発生します。これら波状シワはローラー通過時に折れシワを発生する事があり、フィルムの商品価値が大きく低下してしまいます。 ■コンケーブローラーによるシワの低減 コンケーブローラーは、中央部が細く、端部が太い逆クラウン形状のローラーです。 中央部と比較し、端部に行くにつれて外径差によって周速度が速くなります。フィルムは周速度の早い端部に向かって移動する性質があります。 又、フィルムは下流側のローラー軸に対し直角方向に進入する性質があります。 これら2つの効果によってフィルムが拡幅され、シワが低減されます。
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基本情報
最適なコンケーブ量を提案する事が可能です。 ・ローラーサイズ ・上流ローラーとのパス間距離 ・基材幅 ・拡幅量(どの程度伸ばしたいか) ゴム、金属ローラー問わず設計が可能です。 又、ローラー配置図より設置場所もご提案可能です。 ご気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
■ガイドローラーでの実績 搬送中のシワ対策として、特に貼り合わせや塗工などの作業前のローラーに設置して頂くことで、たわみやシワの無い均一に貼れたフィルムで加工が出来、品質改善に役立っています。 ■ニアローラー(ガイドローラー)での実績 フィルム巻き取り前のニアローラーに設置して頂くことで、綺麗な状態でタッチローラーから巻き取り機にフィルムを供給することが出来、巻き姿改善に高効果を発揮しています。 ■ガイドローラーにコンケーブ+マイクロ溝 高速搬送などのラインでコンケーブを設置するとローラー上をフィルムが滑り、逆に中央に折れシワ(座屈)が発生します。 その対策として、コンケーブ+マイクロ溝で改善しています。
詳細情報
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中央部と比較し、端部に行くにつれて外径差によって周速度が速くなります。フィルムは周速度の早い端部に向かって移動する性質があります。
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パス間の長い下流側のローラーに設置すると効果的です。
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明治32年(1899年)大阪市西区において産声をあげた当社は20世紀とともに歩んでまいりました。 電子技術の飛躍的な開発をはじめ、情報メディアの多様化と取りまく環境は激しく変化している昨今、時代の新たな要請とお客様の真のニーズに的確にお応えする事が当社の責務と存じます。