砂糖を含む食品中のラクトースとマルトースの2D-LC-CAD分析
【分析事例紹介】シングルループハートカット2D-LC法で、主成分と分離し微量成分も高感度かつ正確に定量可能
砂糖を含む食品はスクロースを多く含むため、実試料においてスクロースと他の二糖類(ラクトースやマルトース)を十分に分離して、正確に定量することが困難な場合があります。 本技術資料では、1次元目にスクロースが溶出した後に溶出するラクトースとマルトースをサンプルループに分画し、2次元目でラクトースとマルトースを分離分析する、シングルループハートカット2D-LC法を採用することで、スクロースの影響を回避することが可能になりました。 また、検出器に採用した荷電化粒子検出器(CAD)は、グラジエント分析が可能なため、多様な食品サンプルに対し、夾雑物質との分離における自由度が高くなるため、効率的に分析を行うことができます。従来の示差屈折率検出器(RI)では困難だった高感度な分析を実現します。 【特長】 ◾砂糖含む食品中のラクトースとマルトースを分離して正確に分析 ◾シングルループハートカット2D-LC法で夾雑物質との分離が可能 ◾荷電化粒子検出器(CAD)は、グラジエント分析が可能で、多様なサンプルに対応 ◾従来の示差屈折率検出器(RI)では困難な高感度分析を実現