【分析事例紹介】シングルループハートカット2D-LC法で、主成分と分離し微量成分も高感度かつ正確に定量可能
砂糖を含む食品はスクロースを多く含むため、実試料においてスクロースと他の二糖類(ラクトースやマルトース)を十分に分離して、正確に定量することが困難な場合があります。 本技術資料では、1次元目にスクロースが溶出した後に溶出するラクトースとマルトースをサンプルループに分画し、2次元目でラクトースとマルトースを分離分析する、シングルループハートカット2D-LC法を採用することで、スクロースの影響を回避することが可能になりました。 また、検出器に採用した荷電化粒子検出器(CAD)は、グラジエント分析が可能なため、多様な食品サンプルに対し、夾雑物質との分離における自由度が高くなるため、効率的に分析を行うことができます。従来の示差屈折率検出器(RI)では困難だった高感度な分析を実現します。 【特長】 ◾砂糖含む食品中のラクトースとマルトースを分離して正確に分析 ◾シングルループハートカット2D-LC法で夾雑物質との分離が可能 ◾荷電化粒子検出器(CAD)は、グラジエント分析が可能で、多様なサンプルに対応 ◾従来の示差屈折率検出器(RI)では困難な高感度分析を実現
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基本情報
荷電化粒子検出器の特徴: ◾RIの10~100倍の高感度 ◾分析種の化学構造に依存しない重量依存の応答性 ◾UV吸収を持たない化合物やイオン化しにくく質量分析計で検出が難しい不揮発性・半揮発性物質の検出に有用
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用途/実績例
食品メーカーや受託分析機関、研究機関での導入実績があります。特に、従来の示差屈折率検出器(RI)では困難だった高感度な分析を実現する技術として高く評価されています。
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サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドの日本法人である、サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社は、総合システム分析機器およびバイオ関連機器、研究用試薬などの販売会社です。日本国内では横浜、東京、大阪、福岡、名古屋に拠点を持ち、質量分析計をはじめとする各種分析機器、各種バイオ関連機器、計測器、医療機器、ラボ用ソフトウエア、研究用試薬を取り扱っています。