電子ビーム加工技術
高融点材料・高反射材料、異種金属間での接合も可能。低熱影響且つ高品質の溶接を実現いたします!
電子ビーム溶接は真空中で行う事が前提となります。 【電子ビームとは】 真空中で加熱したフィラメントから発生する熱電子を カソードとアノードに電圧をかけて加速させることで 電子の流れの束となり、ビームとなります。 【電子ビーム溶接とは】 そのビームをコイルやレンズで偏向・収束し溶接部へ衝突させると 運動エネルギーは高速に熱エネルギーに変換され、この発熱が材料を 溶融し溶接されます。 【特徴】 ・難溶接材の接合 銅などの高反射材料、タングステンなどの高融点材料、また異種金属 接合も可能です。 ・低熱影響 溶け込みが深く熱歪が少なく、溶接後の歪み取りが不要です。 ・高品質 真空中の加工につき、ガスの巻込み、表面酸化を防ぎ、ブローホール等の欠陥が少ないです。 電子ビーム加工はエネルギー密度が高く、瞬時に多くの入熱を材料へ与える事が出来る為、原子力や宇宙航空機関係等の難加工材料への溶接用途、またエネルギー安定性が良い事や熱影響による歪みが最小限の事から自動車業界でも幅広く利用されております。 お気軽にお問い合わせください。
- 企業:ナラサキ産業株式会社 メカトロソリューション部 機能材料課
- 価格:応相談