含フッ素芳香族ホウ素化合物『TPB、TEPBD』
アンチモンフリー、高い触媒活性を特徴に光酸発生剤やカチオン重合触媒等各種触媒に使用されています。kg~tスケールの対応可能です。
当社ではペンタフルオロ安息香酸を中心とした多くの芳香族フッ素化合物を製造・開発していた背景より、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランTPBとテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート塩 TEPBDを工業スケールで生産体制を確立し、高品質な製品として安定供給を行っています。 TPBは、強力な電子吸引性基であるペンタルフオロフェニル基を有する構造を持ち、オレフィン重合の助触媒、ヒドロホウ素化触媒の添加剤、カルボニルの還元、アルコールのシリル保護、熱潜在性触媒、等に使用されます。また、近年では嵩高い置換基を持つルイス酸とルイス塩基を用いて、立体障害により錯形成せず、酸・塩基双方の性質を打ち消し合わずに両者の協同作用を期待したフラストレイテッドルイスペアの研究が行われております。 TPBは、安定であり、多くの有機溶媒に可溶です。 TEPBD はオレフィン重合の助触媒、カチオン重合触媒、光酸発生剤として使用されております。弊社ではお客様のご希望によりカチオン部位をカスタマイズ可能です。是非お問い合わせください。
- 企業:株式会社日本触媒
- 価格:応相談