微細藻類を用いたバイオ燃料生産の開発
キーワード: 微細藻類 バイオ燃料 再生可能エネルギー 脱炭素 カーボンニュートラル
環境変動が進行する中、持続可能な社会の実現に向けて脱炭素化を推進することが地球規模の課題となっています。私たちは、カーボンニュートラルな再生可能エネルギーの開発を目指して、微細藻類を用いてバイオ燃料を生産開発しています。 ナンノクロロプシスという微細藻類は、細胞内にその50% に及ぶ油脂を蓄積し、高密度培養が可能なため、この藻類を用いて油脂を高効率で高生産する技術を開発しています。一方で、シアノバクテリアという微細藻類を用いて遊離脂肪酸の「細胞外生産法」の開発も進めています。細胞内に燃料物質を蓄積させる細胞内生産法では、藻類の回収や乾燥、燃料物質の抽出などの工程で膨大なエネルギーを消費してしまいます。細胞外生産法では大幅なコスト削減が期待で、かつ細胞体積を上回る量の燃料物質を生産できる利点があります。 藻類から得られた油脂や遊離脂肪酸はディーゼル燃料等に改質することができます。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談