【技術情報】溶湯の粘度
さまざまな液体の動粘度など、溶湯の粘度についてのご紹介です
鋳物というものは鋳型に液体状態の金属を流し込んで作るため、その粘性抵抗が 大きくなれば鋳型への充満に時間がかかり、途中で固まる可能性があります。 液体の粘性は、物理学的には粘性係数(記号η)という数値で示されますが、 液体が流動する場合の粘性抵抗には、粘性係数のほかに密度(記号ρ)も関与し、 ηをρで割った値(これを動粘性係数または動粘度(記号ν)といいます) ν=η/ρ が粘性抵抗を支配する要因となります。 もともと溶融金属のηの値が小さいうえに、ρの大きいことが重なるので、 νの値は極めて小さくなります。 【動粘度ν(10-2×cm2/s)】 ■水:1 ■エチルアルコール:1.5 ■鋼:0.5 ■鋳鉄:0.7 ■銅:0.4 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 企業:大丸工業株式会社
- 価格:応相談