東北大学技術:低環境負荷なアルカリ水電解システム:T21-368
有害物質の生成を抑えるアルカリ水電解システムを提供
低炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーを用いて水を電気分解し、水素を製造するアルカリ水電解装置が注目されている。しかしながら従来のアルカリ水電解装置のアノードに用いられるニッケル(Ni)電極は再生可能エネルギー由来の電力変動下では電極特性が劣化しやすいという課題を有している。またNi電極の代替材料として期待されているステンレス鋼は電解中にクロム(Cr)が溶出し、強アルカリ電解液中で有害な六価Crを生成するという課題を有している。本発明では上記課題を解決するべく、アルカリ水電解装置にある工夫を凝らした結果、従来ニッケル電極の課題である特性劣化の課題を解決し、同時にCrの溶出量を抑えることにも成功した。
- 企業:株式会社東北テクノアーチ
- 価格:応相談