【事例紹介】HPLCによる硫酸ニッケルめっき液の添加剤分析
複雑な前処理不要で高感度な定量分析を実現するHPLC手法:品質管理のための定量ノウハウをご紹介
めっき液の品質管理において、添加剤の定量は重要な要素です。特に、膜質の調整や液の分解防止に寄与する含硫化合物の定量は欠かせません。本資料では、複雑な前処理を必要としない手法を用い、正確かつ再現性の高い分析結果を提供します。 HPLCの測定条件として、イオンペア試薬を移動相に添加し、試料の夾雑成分の影響を低減するための挟み込み注入法を採用しました。これにより、金属・無機イオンの影響を受けず、シャープなピークが得られます。また、標準溶液とめっき液試料のクロマトグラムを比較することで、添加剤の濃度が一定に保たれていることを確認できます。さらに再現性の評価として、同一試料を5回測定し、高い再現性が得られることを示しました。 【特長】 ■ 複雑な前処理不要で高感度な定量分析 ■ イオンペア試薬を用いた高い再現性 ■ 金属・無機イオンの影響を低減する挟み込み注入法 ■ 標準溶液と実際の試料の比較による正確な定量 ■ 再現性の高い分析結果