横浜市水道局は水の使用量が少ない地区では防錆効果なしを検証(3)
横浜市水道局は赤錆防止装置「NMRパイプテクター」が水の使用量が規定以下だと防錆効果を示さないことを検証
横浜市水道局では、鶴見公舎給水管での赤錆防止及び残留塩素減少防止効果の確認(第1回試験)と水道配水管(水道本管)での残留塩素減少防止効果検証(第2回試験)を踏まえ、水の使用が少ない水道契約数の少ない住宅地を選定し、どの位まで水の使用が少なくてもNMRパイプテクターの適用が可能かの試験を平成28年3月水道枝管(50A)を使用し、住宅戸数が少ない寺前二丁目地区と港南中央地区を選びNMRパイプテクターの防錆効果と残留塩素低下防止効果の試験を実施しました。50Aの配管の防錆効果を示す目安は、約30戸の住宅が使用する1日当たり15t程の水の使用量が必要です。 それに対し寺前二丁目地区では採水場所の下流側は18戸、港南中央地区では採水場所の下流側の住戸は僅か3戸、いずれも両地区はNMRパイプテクターの機能を発揮する最低限の水の使用量が確保できない為、その効果は明確に表れませんでした。寺前二丁目地区と港南中央地区はNMRパイプテクターの適用は不適と判断し、横浜市水道局におけるNMRパイプテクターの防錆効果、それに伴う残留塩素低下防止効果の検証は両地区以外にNMRパイプテクターに適した場所がない為終了しました。
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