【事例紹介】LC-CADによるLNP製剤中の脂質成分の特性評価
高感度CADでサンプル前処理を簡素化、迅速かつ正確な脂質成分の同定とモル比評価を実現
LNP製剤の開発や品質管理には、迅速かつ正確な脂質成分の同定とモル比評価が求められます。本技術資料では、LNP製剤中の各脂質の濃度とモル比を効率的に定量する方法をご紹介します。 荷電化粒子検出器(CAD)は、全ての不揮発性および半揮発性化合物を検出できる汎用性の高い液体クロマトグラフの検出器です。特にLNPのようにUV吸収を持たない化合物を高感度に検出します。さらに、CADの高感度で一貫した応答性と広いダイナミックレンジを活用し、サンプル前処理の簡素化とメソッド開発の容易化を図ります。また、Thermo Scientific Accucore C30 LCカラムを使用することで、LNP製剤中の脂質成分と他の賦形剤を短時間で効果的に分離します。 これにより、理論モル比%に対して、測定結果が良好に一致することも確認しました。 【特長】 ■ 迅速かつ正確な脂質成分の同定とモル比評価 ■ Thermo Scientific Chromeleon CDSソフトウエアによるコンプライアンス対応 ■ Accucore C30 LCカラムによる効果的な分離 ■ 理論モル比%と良好に一致する測定結果
- Company:サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社/Thermo Fisher Scientific K.K.
- Price:応相談