コンポジット振動子
音響インピーダンスを低くする振動子
コンポジット振動子は、セラミックスに溝加工処理を行い、 その溝の中に樹脂を充填した構造となります。 通常の圧電素子では、例えば空気から水、生体のように 音速の違う物体(環境)から物体に超音波を照射する場合、 超音波は音響インピーダンス(=密度×音速)の壁に阻まれ、効率良く照射することができません。 コンポジット振動子は、圧電素子の体積を減らすことで密度を下げ、結果として音響インピーダンスを小さくすることができます。 この特徴を生かし、医療や探傷用途、ソナー等で使用されます。 当社では、3種類の標準品を取りそろえている他、特注にてコンポジット振動子の製造を承ります。
- 企業:株式会社富士セラミックス
- 価格:応相談