音響インピーダンスを低くする振動子
コンポジット振動子は、セラミックスに溝加工処理を行い、 その溝の中に樹脂を充填した構造となります。 通常の圧電素子では、例えば空気から水、生体のように 音速の違う物体(環境)から物体に超音波を照射する場合、 超音波は音響インピーダンス(=密度×音速)の壁に阻まれ、効率良く照射することができません。 コンポジット振動子は、圧電素子の体積を減らすことで密度を下げ、結果として音響インピーダンスを小さくすることができます。 この特徴を生かし、医療や探傷用途、ソナー等で使用されます。 当社では、3種類の標準品を取りそろえている他、特注にてコンポジット振動子の製造を承ります。
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基本情報
標準仕様では、2MHz、5MHz、10MHzの3種類をご用意しております。 形状は角型、寸法は10mm角となります。
価格帯
納期
用途/実績例
非破壊検査用超音波プローブ 医用超音波プローブ 遠距離や減衰の大きい固体内の超音波受信
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1975年の創業以来40年以上にわたり、独立系セラミックスメーカーとして、 圧電セラミックス技術の幅広い可能性を切り拓いてまいりました。 原料レベルから完成品までの一貫体制によってお客様のご要望を柔軟に実現し得るのが当社の強みです。 海外との競争が激化する昨今も、品質を高く評価いただき、全国トップレベルの大学研究機関から大手自動車産業まで、多様な分野に安定した技術力を提供しております。 お客様からお客様へとご紹介をいただくことで、今日まで多様なノウハウを 培って来られましたのも、信頼の証と感謝申し上げます。 産業界はまた一つ大きな曲がり角を迎えつつあります。 EVやAI、医療技術など、めざましい進歩を遂げる分野では、圧電セラミックスを駆使した硬度なセンサ技術がますます重要な役割を担うことになるでしょう。また大規模なインフラ整備が進む新興国の生産設備の拡充にも、当社のセンサ技術が大きく貢献し得ると考えております。 「技術で社会に貢献する」の社是の通り、当社に関わる全ての皆様に満足をご提供できるよう、なお一層精神してまいります。