ここから始めよう!【深彫り加工技術の基本】工具の撓みについて
NC加工の精度を向上するためには「工具の撓み量・たわみの制御」が重要! 実際の加工現場では どのような問題が起きているのか?
左の画像は リブ溝形状の立ち壁に「食込み」が発生した事例で 加工トラブルの一例です。 荒取り加工のときに ”工具刃先が切削抵抗によって大きく撓んでしまったこと” が原因でした。 等高線パスでは リブ溝形状に無垢で進入するときに 刃先に最も大きな切削抵抗がかかりますが 溝幅が狭い場合は、刃先が撓んで立ち壁に食込んでしまうことがあります。 工具の撓み量は、切削抵抗の大きさだけでなく 工具の突出し長さによっても 大きく変化します。 突出し長さが2倍になると 3乗に比例して 撓み量は8倍にも増えてしまいます。 また、撓み量は工具径の大きさによっても変化します。4乗に反比例するので 工具径Φ8の撓み量は、Φ10の撓み量の約2.4倍になります。(同じ突出し長さの場合) そのため、小径工具(Φ4以下)の加工では、ペンシルネック工具を使うなど 安定した切削加工をするためには「剛性を考慮した工具選定」が 特に重要となります。 詳しくはPDF資料をご覧くださいませ。 ご不明な点などがありましたら お気軽にお問い合わせください。
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