熱循環式 二重管・三重管等多層構造の実績多数! 予熱・冷却ロール
フィルムの製造やラミネートの加工ラインには欠かせない熱媒循環式ロールの製作を鉄芯製作から表面処理まで一貫生産することが可能です。
予熱・冷却ロールとはロールの内部を水や油などの熱媒体を循環させることでロール表面の温度を管理し、フィルムやシートなどの基材を温めたり、冷やしたりする役割を持つロールです。 その内部構造には単管タイプ、二重管タイプ、三重管タイプといった種類があります。単管タイプはロールの内部が空洞となっており、入側、出側が同じか異なるかで単式や複式のロータリージョイントを使い分けます。単管タイプはロール構造がシンプルなため安価に作れる反面、ロールの形状が大きくなると予熱・冷却するのに熱媒体を多く使用する必要があるだけでなく、熱媒体が滞留しやすくロール表面温度にムラが出やすいといった欠点があります。 二重管、三重管タイプはロールの本体である外筒パイプの中に内筒パイプを入れることによりパイプ同士の隙間を熱媒体が通っていく構造をしたロールであり、熱媒体は流路の分だけに抑えることができ、また外筒と内筒の隙間を熱媒体が通るため表面温度にムラが出にくく効率的に予熱・冷却が可能となります。入側と出側が異なる場合は二重管タイプ、入側と出側が同じ場合は三重管タイプでの構造となります。
- 企業:オテック株式会社
- 価格:応相談