フィルムの製造やラミネートの加工ラインには欠かせない熱媒循環式ロールの製作を鉄芯製作から表面処理まで一貫生産することが可能です。
予熱・冷却ロールとはロールの内部を水や油などの熱媒体を循環させることでロール表面の温度を管理し、フィルムやシートなどの基材を温めたり、冷やしたりする役割を持つロールです。 その内部構造には単管タイプ、二重管タイプ、三重管タイプといった種類があります。単管タイプはロールの内部が空洞となっており、入側、出側が同じか異なるかで単式や複式のロータリージョイントを使い分けます。単管タイプはロール構造がシンプルなため安価に作れる反面、ロールの形状が大きくなると予熱・冷却するのに熱媒体を多く使用する必要があるだけでなく、熱媒体が滞留しやすくロール表面温度にムラが出やすいといった欠点があります。 二重管、三重管タイプはロールの本体である外筒パイプの中に内筒パイプを入れることによりパイプ同士の隙間を熱媒体が通っていく構造をしたロールであり、熱媒体は流路の分だけに抑えることができ、また外筒と内筒の隙間を熱媒体が通るため表面温度にムラが出にくく効率的に予熱・冷却が可能となります。入側と出側が異なる場合は二重管タイプ、入側と出側が同じ場合は三重管タイプでの構造となります。
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基本情報
◆◇◆特徴◆◇◆ ◆二重管、三重管タイプは内筒パイプにフィンと呼ばれる熱媒体のガイドを取り付けることで機能を高めることが可能です。スパイラルフィン、ペリフェリの2種類がございます。 オテックでは二重管、三重管タイプのロールの製造を得意としており、ロールから漏れがないかの空圧チェックはもちろんのこと、第二種圧力容器などの検定が必要になるロールの製造も承っております。 ◆オテック社のオリジナル表面処理テフ・ロックを使用することで、 予熱、冷却段階での汚れ付着を防止することができます。 ※詳細は、お問い合わせ下さい。
価格情報
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納期
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企業情報
我々はめっき技術とロール製作技術を両輪とした技術志向の企業です。各種機能めっきや高精度ロールの製作加工に多くのノウハウを有し、お客様のお役に立つことをモットーに日夜研鑽しております。 他社で断られた、あるいは他にやる会社がないといった難題に積極的にチャレンジしていきます。