スポンジモノリス:オレフィン系熱可塑性多孔質プラスチック
高速送液が可能なモノリス構造の新規高通水性分離剤。前処理、濃縮剤に最適!
熱可塑性の汎用ポリマー(ポリエチレン・ポリ酢酸ビニル共重合体:EVA)を初めてクロマトグラフィー用の新規媒体としました。スポンジの様に柔らかい素材で、数十ミクロンの貫通孔を持つため、通液性に優れたモノリス分離剤です。スポンジモノリスは平面的な分子の保持が大きく、そのユニークな分離特性等を活かしたアプリケーションへの適用が期待されます。また、EVAスポンジモノリの酢酸ビニル部分を加水分解することで、表面に水酸基を生成させ、化学修飾を行い、機能性分離剤とすることも可能です。 期待される応用、用途 逆相、イオン交換モードのタンパク分離用媒体としての応用が期待できます。特にタンパク精製用として、イオン交換やアフィニティー機能を持つスポンジモノリスは低価格・高通水性を保有した代用分離媒体となり得ます。さらにスポンジモノリスはハイブリッド化(水に不溶の機能性材料を混練時に添加)によって負荷量の向上と選択性の付与も可能です。
- 企業:株式会社ケムコ 大阪営業所
- 価格:1万円 ~ 10万円