バンコマイシン耐性腸球菌 VRE
VREを簡便かつ選択的にスクリーニング可能!
臨床から最も多く分離される腸球菌はEnterococcus faecalisですが、本菌種はABPC感性です。一方、E. faeciumやE. aviumにはABPC耐性株が多く、vancomycin(VCM)が必要でした。しかしながら、近年ではVCM耐性のVRE(Vancomycin Resistant enterococci)が本邦においても認められ、有効な抗菌薬が限られることから問題となっております。 VREの感染源は糞便や尿であることが多く、糞便や尿からVREが繰り返し排出される状態が生じると、病院環境が広範囲に汚染され、医療関連感染の危険度が高まります。それを未然に防ぐにはVRE感染もしくは保菌を迅速に検出することであり、VREを含む排泄物による環境汚染を未然に防ぐことです。「クロモアガーVRE」はVREを特徴的に呈色(藤色)させる酵素基質培地です。VREを簡便かつ選択的にスクリーニングすることができます。
- 企業:関東化学株式会社 バイオケミカル部
- 価格:応相談