成形収縮と樹脂製品の変形(そり変形)のメカニズムの考え方
製品の変形は、部分的な歪みの分布が全体の変形につながっていると考えられています!
溶融樹脂が固化するときに密度が変化します。溶融樹脂が固化すると、通常、 溶融状態に比べて体積が減ります。 製品全体が一定割合で均等に収縮すれば、成形品は小さくなるだけで、相似の 形状となります。しかし、部分的に収縮量が異なると成形品が変形して形状が 変わり、こうなると金型の彫り込み寸法を調整するだけでは必要な形状が 獲られなくなります。 製品の変形は、何らかの力がかかっていることによって変形しているのではなく、 部分的な歪みの分布が全体の変形につながっていると考えられています。 この様な考え方は、射出成形CAE(Computer Aided Engineering)の収縮そり変形 解析の計算に用いられる現象モデルとして利用されています。 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
- 企業:三光合成株式会社
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