サンドブラスト vs. グリットブラスト比較画像
テストピースでの「サンドブラスト」「グリットブラスト」の施工前後比較を行いました。
弊社は、幅6m×奥行10m×高さ3mの手動式ブラスト設備を所有しており、複雑な製缶品の施工にも対応しています。この設備は、防錆処理前の下地処理やメンテナンス品の塗装剥離、熱処理後の酸化被膜落とし、表面積の増加による密着性向上など、さまざまな用途に適用できます。 テストピースとしてSS400製品を使用し、同じ設備とエアー圧で研削材のみを変更して検証しました。グリットブラストにはIKKスチールグリット TGE-100を、サンドブラストにはネオブラスト G-1を使用しました。 結果は予想通りで、どちらの方法でも黒皮や錆を綺麗に除去することができました。しかし、表面の粗さと外観には明確な違いが現れました。グリットブラストでは微細な差ではありますが、表面が粗くなります。一方、サンドブラストではややくすんだ仕上がりとなります。 弊社では、加工対象物の大きさや材質、推奨表面粗さ、マスキングの有無などを考慮し、サンドブラストとグリットブラストを使い分けています。それぞれの特徴を活かし、最適な処理を行うことで、高品質な仕上がりを実現しています。 原田鉄工 広島 公式リンク
- 企業:原田鉄工株式会社
- 価格:応相談