【外観検査の知識】カメラ:高画素か、低画素か(2)
それぞれの用途に合わせて丁度良い画素数のカメラを選択することをお勧めします。
「高画素か、低画素か(1)」では高画素カメラが細部まで鮮明に撮影できるメリットについて触れました。ここでは低画素カメラのメリットについて書きたいと思います。低画素カメラのメリットは一言で言うと「処理が速い」という点です。そして、処理が速い理由として2つの点が挙げられます。 そもそも画像データとして扱う画素数が少ない 露光時間が短くて済むので撮影にかかる時間が短い 1 については特に疑問の余地はないと思います。では、2の「露光時間が短くて済む」のはなぜでしょうか?これについて説明します。 カメラのセンサー(冒頭の写真に写っている四角の受光部分)のサイズは様々ですが、産業用カメラでは5mm角から7mm角くらい程度のものが一般的です(1/3インチ~1/2インチ)。しかしながら「高画素か、低画素か(1)」で触れたように、画素数のバリエーションは30万画素程度から1400万画素程度まで様々です。 この時、ピクセルのサイズにはどのような違いがあるのでしょうか?
- 企業:株式会社スカイロジック
- 価格:応相談