活動内容 小笠原のザトウクジラ
小笠原諸島は、北太平洋に3グループある繁殖場の1つとなっています。
「クジラは、食物連鎖の頂点にいる生き物である」と言われるように、海洋生態系における高次動物としての生態的地位と役割は重要なものとなっています。鯨類の餌となる低次生物相は、年による変動が大きく、鯨類の餌組成もそれに合わせて敏感に反応します。また、汚染物質が蓄積しやすいという高次動物の特性により、鯨類は、水銀やカドミウムといった重金属による影響を受けやすい動物となっています。鯨類を調査することは、その生態を解明するためだけではなく、気候変化などに伴う海洋生態系の変化や海洋汚染の実態を知る手がかりにもなります。
- 企業:エバーラスティング・ネイチャー
- 価格:応相談