光で細胞集団の健康状態をしらべる!
キーワード: ライブイメージング 生体膜電位 神経ネットワーク ゼブラフィッシュ
体の中では多数の細胞が働いていますが、その機能(健康状態)を調べる指標の1 つに、生体膜電位があります。たとえば、脳では、神経細胞が発火することで情報を伝えますが、その際には80 ミリボルトといったごく小さな膜電位の変化が起きています。この電位変化をとらえることで、脳や心臓といった様々な器官の状態を調べることができます。 これまでは、細い電極を体内に入れて記録することが主流でしたが、私たちは、生きたまま非侵襲で記録できる有効なツールとして、「膜電位イメージング」の開発を行っています。近年、細胞の膜電位を明るさや色の変化としてとらえることができる、センサータンパク質(膜電位センサー)の開発が進んでいます。私たちは、この新規膜電位センサーを、体が透明で生きたまま体内を見ることができる、熱帯魚ゼブラフィッシュに用いることで、細胞の活動(健康かどうか)を、ライブイメージングにより調べています。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談