静電吸着力を利用した紙媒体の繰出し技術
ゴム部品のような摩耗劣化はほぼなく、長期の性能維持が可能です。 電圧制御により、紙媒体の材質や環境条件の変化に対応可能です。
従来の紙媒体の繰出しはゴムのローラーやパッドを用いて行われていたため、長期間使用するとゴムが摩耗し、繰出し不良が発生します。 この問題を解決するため、山陽小野田市立山口東京理科大学では静電吸着力を利用した紙媒体の繰出し技術を開発しました。 静電吸着力を発生する静電パッドの 摩耗は極めて少ないため、長期間使用しても繰出しの性能を維持することが期待できます 。 また、印加する電圧や波形を制御することで紙媒体に作用する力を変化させることができるため、紙媒体や使用環境の条件が変化しても機構を変更することなく対応することが可能です。
- 企業:有限会社山口ティー・エル・オー
- 価格:応相談