ゴム部品のような摩耗劣化はほぼなく、長期の性能維持が可能です。 電圧制御により、紙媒体の材質や環境条件の変化に対応可能です。
従来の紙媒体の繰出しはゴムのローラーやパッドを用いて行われていたため、長期間使用するとゴムが摩耗し、繰出し不良が発生します。 この問題を解決するため、山陽小野田市立山口東京理科大学では静電吸着力を利用した紙媒体の繰出し技術を開発しました。 静電吸着力を発生する静電パッドの 摩耗は極めて少ないため、長期間使用しても繰出しの性能を維持することが期待できます 。 また、印加する電圧や波形を制御することで紙媒体に作用する力を変化させることができるため、紙媒体や使用環境の条件が変化しても機構を変更することなく対応することが可能です。
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基本情報
*事業化をご検討いただける企業様を探しています* 今回ご紹介した「静電吸着力を利用した紙媒体の繰出し技術」は、山陽小野田市立山口東京理科大学の研究成果です。直ぐに販売できる製品ではありませんが、この技術の製品化・事業化をご検討いただける企業様がございましたらご是非ご連絡ください。 【発明の名称】紙葉類分離装置 【公開番号】 特開2021-176803 【出願人】 公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学
価格帯
納期
用途/実績例
複写機、プリンタ、ATMなどの紙葉類を取り扱う機器
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有限会社山口ティー・エル・オーは大学等技術移転促進法に基づき、文部科学省、経済産業省により承認されたTLOで、法人化前の平成11年11月に山口大学の教員50名の出資(資本金400万円)により設立された、リエゾン(人と人との橋渡し)一体型の技術移転組織です。 大学での研究成果を技術移転等の形で社会に還元します。 また、会員企業を募って発明情報などを優先的に開示し、これらを通して地域経済への発展にも貢献すべく活動しています。