イオン交換樹脂のはりつき防止事例!特殊 フッ素樹脂コーティング
はりつきやすいイオン交換樹脂をスムーズに搬送する。接触面積低減凸面フッ素樹脂コーティングでの解決事例をご紹介します。
■お悩み イオン交換樹脂を搬送する装置で、ホッパー、スクリュー、ケーシングなど使用していました。イオン交換樹脂は濡れた状態で搬送されるため、水分で装置にはりついてしまいます。また、はりついた樹脂は、徐々に水分を失い性質が変化してしまうため、搬送装置へのはりつき防止対策が必要でした。 ■背景 当初、イオン交換樹脂のはりつき防止にフッ素樹脂コーティングが検討されました。PTFEやPFAといったフッ素樹脂は、非粘着性に優れるため、様々な素材の離型に使用されます。今回、サンプルにイオン交換樹脂はりつけて付着具合を確認したところ、金属同様にはりついてとれませんでした。 ■採用のコーティング TPコーティング TP-431 ■採用の経緯と効果 実験では、イオン交換樹脂は小さなビーズ形状で濡れているため、フッ素樹脂の平らな表面に水分によってはりついてしまうことがわかりました。そこで、水分の影響を少なくするため表面に微細な凸面を形成するTPコーティングをテスト。数種類のテストで、最もはりつきにくいTP-431が採用されました。 ※詳しくは吉田SKT公式サイトをご覧いただくかお問い合わせください
- 企業:株式会社吉田SKT
- 価格:応相談