はりつきやすいイオン交換樹脂をスムーズに搬送する。接触面積低減凸面フッ素樹脂コーティングでの解決事例をご紹介します。
■お悩み イオン交換樹脂を搬送する装置で、ホッパー、スクリュー、ケーシングなど使用していました。イオン交換樹脂は濡れた状態で搬送されるため、水分で装置にはりついてしまいます。また、はりついた樹脂は、徐々に水分を失い性質が変化してしまうため、搬送装置へのはりつき防止対策が必要でした。 ■背景 当初、イオン交換樹脂のはりつき防止にフッ素樹脂コーティングが検討されました。PTFEやPFAといったフッ素樹脂は、非粘着性に優れるため、様々な素材の離型に使用されます。今回、サンプルにイオン交換樹脂はりつけて付着具合を確認したところ、金属同様にはりついてとれませんでした。 ■採用のコーティング TPコーティング TP-431 ■採用の経緯と効果 実験では、イオン交換樹脂は小さなビーズ形状で濡れているため、フッ素樹脂の平らな表面に水分によってはりついてしまうことがわかりました。そこで、水分の影響を少なくするため表面に微細な凸面を形成するTPコーティングをテスト。数種類のテストで、最もはりつきにくいTP-431が採用されました。 ※詳しくは吉田SKT公式サイトをご覧いただくかお問い合わせください
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基本情報
【TPコーティングの特長】 ・フッ素樹脂コーティングを超える非粘着性・離型性 ・溶融樹脂や粘着テープのような粘着物に対するくっつき防止 ・コーティング面を粗面化する特殊技術による滑り性・潤滑性 ※詳しくは吉田SKT公式サイトをご覧いただくかお問い合わせください。
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納期
用途/実績例
■採用事例・用途例 ・樹脂フィルム製造ライン ・樹脂融着部品 ・ゴム製造ラインの加硫工程 ・粘着テープ搬送ロール ・ホットメルト溶着ライン ・粘着テープ製造部品 ・生ゴム搬送ライン ・シール張り付け機 ・ご飯の盛り付け機 ・食品搬送ライン ●詳しくはお問い合わせください。
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製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。