東北大学技術:高感度温度センサー:T18-105
微細箇所の温度を高感度測定!フレキシブル化も可能!
バイオテクノロジーやヘルスケア分野では、微細な温度変化や発熱量の高精度な測定が必要不可欠である。いくつかある温度センサの計測原理の中で,熱電対が最も使用されている.熱電対の性能(温度感度や出力)は構成する材料のゼーベック係数で決まる.熱電対に使用される材料は熱電特性をもつ固定で,そのゼーベック係数はせいぜい数百µV/K程度である。 本発明は、ゼーベック係数が高いイオン液体を熱電対に用いることで従来の個体熱電材料よりも圧倒的な高感度を実現し,液体を使用しているが故にフレキシブル化も可能な温度センサデバイスである.個体に対して,液体は界面を維持することはできない.その解決法として,マイクロ流体チップを用いて物理的には接触しないが,電気的には接続されている環境を構築して実現した.このデバイスにより,従来にない高感度で曲面を含む様々な環境での温度検出が可能となる。
- Company:株式会社東北テクノアーチ
- Price:応相談