高融点金属【熱処理事例】モリブデンールテニウム ろう材開発
医療用X線、非破壊検査用装置、質量分析装置などで活躍中
■モリブデン‐ルテニウムろう材開発 このろう材は融点が高いため、高融点金属同士の接合(ろう付け)に使用されますが、市販されていないため、独自に材料を調達する必要がありました。 作製したろう材を用い、タングステン同士のろう付けを試みました。 ※写真左側は多孔質タングステンです 写真1:CCDカメラによって観察。接合部に大きな隙間が生じてしまった失敗例です。実際のところ、なかなかうまく出来ませんでした。 写真2:成功例!(写真中央が接合部) 写真3:SEMによる反射電子像です。ろう材によって隙間なく接合できていることが分かります。 写真4:元素マッピング。接合部が明確になりました。左側は多孔質のためか、ろう材が拡散しているのでしょうか。 ◆弊社では最大【2700℃】の超高温熱処理炉を保有。 さまざまな雰囲気に対応ができる多数の炉を持ち、ご要望に合わせ熱処理炉を駆使したソリューションをご提案しております。 ・コーティング ・ろう付け ・機能性材料開発 ・焼結 ・残留応力除去 ・結晶粒サイズ制御 ・酸化除去 ・コンタミネーション除去 ・脱ガス ・脱脂 …など
- 企業:岳石電気株式会社
- 価格:応相談