圧縮バネ オープンエンド コンプレッションスプリング
圧縮バネの端部形状には、「クローズドエンド」と「オープンエンド」があります
一般的なのはクローズドエンドで、端部のコイル先端が次のコイルと接している形状です。 この端部の1巻を「座巻(ざまき)」といいます。 座巻きには、バネを立てた時の座りを良くする役割がありますが、バネとしての機能はありません。バネとして働くのは座巻を除いた巻数で、バネとして有効に機能する巻数=有効巻数と呼ばれます。 写真のバネは、一般的でない「オープンエンド」です。 端部のコイル先端が次のコイルと接しておらず、スキマがあく形状です(矢印部)。 両端の座巻は1巻未満、「クローズドエンド」に比べて座巻が少ない状態です。 わざわざ一般的でないオープンエンドを採用するのは、主に下記のケースです。 1) バネ定数を変えたくない(有効巻数を固定したい)、かつ、 2) バネの密着時高さを低く抑えたい(総巻数を減らしたい) 座巻を減らした分バネの座りは悪くなりますが、バネ定数をキープしたまま密着高さを抑えることができます。
- 企業:鶴岡発條株式会社
- 価格:応相談