圧縮バネの端部形状には、「クローズドエンド」と「オープンエンド」があります
一般的なのはクローズドエンドで、端部のコイル先端が次のコイルと接している形状です。 この端部の1巻を「座巻(ざまき)」といいます。 座巻きには、バネを立てた時の座りを良くする役割がありますが、バネとしての機能はありません。バネとして働くのは座巻を除いた巻数で、バネとして有効に機能する巻数=有効巻数と呼ばれます。 写真のバネは、一般的でない「オープンエンド」です。 端部のコイル先端が次のコイルと接しておらず、スキマがあく形状です(矢印部)。 両端の座巻は1巻未満、「クローズドエンド」に比べて座巻が少ない状態です。 わざわざ一般的でないオープンエンドを採用するのは、主に下記のケースです。 1) バネ定数を変えたくない(有効巻数を固定したい)、かつ、 2) バネの密着時高さを低く抑えたい(総巻数を減らしたい) 座巻を減らした分バネの座りは悪くなりますが、バネ定数をキープしたまま密着高さを抑えることができます。
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基本情報
私たちバネメーカーは、特にご指示が無ければ、一般的な形状=クローズドエンドでバネを製作いたします。そのため、オープンエンドを採用される際は、図面などにその旨を明記されることをお勧めいたします。 図面への指示は「両端末はオープンエンドのこと」と注記するのが、一般的です。 バネでご不明の点、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。 技術スタッフが丁寧に対応いたします。 鶴岡発條株式会社 技術担当:氏家(うじいえ) 電話:0235-22-0407 FAX:0235-22-0546 メール:web@tohj.com
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山形県鶴岡市のスプリングメーカー、鶴岡発條株式会社です。 コイルスプリングの設計~製造、ワイヤーフォーミング加工を得意としております。 1)設計から試作まで、素早く対応できる点が強みです。 スプリングが折れる、変形する、力が弱い、などでお困りではありませんか? 当社の技術スタッフが、丁寧に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。 図面等が無い状態でも大丈夫です。 2)線の太さ0.1mm~10.0mmまで幅広く対応。 ピアノ線、ばね用ステンレス鋼線、オイルテンパー線、りん青銅線などをストックしています。 ハーキュリーやSWICなど、JIS規格外の特殊なばね材も対応可能です。 また、線径10mmを超えるものも外作にて対応できます。 3)オーダーは1個から数万個までうけたまわっております。 技術担当:氏家(うじいえ) 電話:0235-22-0407 FAX:0235-22-0546 メール:web@tohj.com 鶴岡発條株式会社 〒997-0011 山形県鶴岡市宝田三丁目10-25