東北大学技術:脱型前コンクリートの早期強度測定:T21-062
現場で、非破壊で、簡便かつ高精度に、脱型前の早期強度を測定可能。
コンクリート構造体は十分に初期強度が発現するまで脱型(型枠の取り外し)をしない規定がある。工期短縮のためには、脱型前の段階で簡易かつ正確な強度測定手法が求められる。従来はテストピースの強度試験により確認されるため時間とコストが大きい。また、ウィンザーピン法やトンネルなどの吹付けコンクリートに用いられる空気圧ピン貫入試験も知られるが、高価な専用装置が必要であるなど導入は容易ではない。 構造体に余分に施工しておいたボス供試体に対する強度測定もあり、精度は高いが、構造体から供試体を切り離す手間の発生や、圧縮試験を現地で行えないという問題がある。また非破壊検査も存在するが、脱型前に適用可能な方法はない。 本発明は、ピン貫入試験機を用いて、脱型前の段階から現場で簡便に構造体強度測定を行う技術である。測定部と機器の構成上、粗骨材の影響を低減した高精度な測定が、非破壊で可能である。
- 企業:株式会社東北テクノアーチ
- 価格:応相談