処理の特徴を活かして性能を発揮するLSIを素早く設計
キーワード: 高性能LSI 設計 設計自動化 低消費電力
LSI(大規模集積回路)は、1mm 角から10mm 角程度の半導体結晶片にナノスケールの回路素子(トランジスタ)を組合せたディジタル回路を作りこんだものであり、素子数は規模の大きなものでは1 億個を超えるものもあります。様々な情報通信機器や家電、自動車などに組み込まれて信号処理や画像処理、数値計算、制御、記憶を担っています。小型で低消費電力のLSI は、IoT 実現にも不可欠な技術です。 LSI は多数の素子を活用した並列処理によって処理性能を高めます。LSIに実行させたい処理の特徴を見極め、高速かつ低消費電力でLSI が実行できる処理方式を考案し、LSI が最高性能を発揮する優れた設計を提案しています。また、より早く所望のLSI を入手するため、LSI 設計を自動化します。処理中に含まれる多数の演算の並列性を考慮して実行順序や割り当ての組み合わせをコンピュータで探索し、面積、速度、消費力などが最良のLSI を短時間で自動設計を開発しています。
- 企業:埼玉大学 オープンイノベーションセンター
- 価格:応相談